「人生を変えるメンターと出会う法」を読んで

久しぶりにamazonで注文してから手元に届くのが、
とても待ち遠しい気分を味わいました。

それが、この書籍「人生を変えるメンターと出会う法~自分の磨き方、高め方~。」です。

私は20代の後半ごろまで、人の意見を聞いたり
素直になればい典型的な「我の強い」人間だったと振り返って思います。

ですから、先輩デザイナーに自ら進んで意見を聞きに行ったりできず
また、つくったものが否定されようものなら、
「見る目ない人だ!」とか「わかってないなぁ…」みたいに
捉えがちだったように思います。

今思うと、かなり痛い人だったように思いますが、
当時は本当にそう思っていたんですね。
自分が正解だと。

そんな私も色々経験していく中で、成長し
ある時から「メンター」という言葉と存在を意識するようになりました。

何事においても、最終的にやるのは本人であり
本人次第であるとは思いますが、
それをうまく指導、導いてくれる存在というのは
とても大きいものだと気付きました。

特に、会社を起こしてからは、自分の足りないものや
これから必要なものと向き合う機会が増えました。

自分一人乗り越えて行くには、どう考えてもキツイことや
起業当時などは、それらを相談できるような人が
身近にいるという人は、そんなに多くないのではないでしょうか。

そして、出会ったこの本。

著者の本田健さんの書籍や動画は色々拝見させていただきましたが、
この本もまた、私にたくさんの気づきを与えてくれました。
そういった「気づき」のこと含め、
デザイナー、社外にいるデザイン会社と企業の関係性みたいなところも少し
書いてみたいと思います。

ホワイトメンター、ブラックメンター

この言葉を目にした瞬間に「おっ、なるほど!」と、内容を読む前にビビッときました。

数々のメンターに出会うことで、いまの自分が形作られてきたと思うのですが、尊敬できる素晴らしいメンターばかりだったかといえば、そうとは限りません。

え?そうなんですね!!!
メンターと聞くと、無意識のうちにどこか「素晴らしい賢人」とか「徳の高い人」みたいなイメージを描いてしまっていました。
ですが、この書籍ではビジネスで成功しているが人間関係がボロボロだったり、社会的に貢献していても経済的には綱渡りだったりというような人がいたと書いてあります。

たしかに、私の周りにも会社の状況があまりよくないようなのに、やたらと「社会貢献」という言葉や行動が多い人がいて気になっていました。
まずは自分の会社を、自分の足元をしっかり固るほうが大事なんじゃないのかな?と疑問でした。
よくよく考えてみたら、それは「誰かに注目されたい」とか「私のところはこんないいことやってるんですよ」的なアピールだったりして、そこの代表自体の承認欲求のためだったり、本来その会社が行うビジネス活動とは少しズレたところにあるのかなと個人的には思っています。

その人の生き方に憧れるような人を「ホワイトメンター」、
そうでない人(反面教師的な人)を「ブラックメンター」とあります。

私は結構この「ブラックメンター」に恵まれてきたのかな?とちょっと古傷がうずくような感覚とともに、にやっとしてしまいました。笑

超一流メンターの罠

どんな世界にも、超一流レベル、一流レベル、二流レベル、三流レベルというものがあり、
「超一流から三流レベルまであるとしたら、誰だって超一流を目指したいに決まっている」と考えたのなら
それはあなたが「上昇志向が強い」のであって、必ずしもみんなそうとは限らない。

ここで大切なのは、超一流がよくて、三流がダメだということではないことです。

この部分にもはっとさせられました。が、以前の私とは少し違うのは驚きというほどではなかった点。ちょっと成長できているのかな?笑

それは、“人にはそれぞれ役割やポジションがある”ということをここ何年かの間で、心からそう思えるようになってきたからです。
昔は、上位のポジション、リーダー的なポジション=えらい、すごいみたいに信じきっていました。

また、超一流や一流はいろんなものを犠牲にしがちだったり、プレッシャーとの中で息苦しかったりするので、二流ぐらいが一般的な幸せに近いのかもしれないとあります。

そこもまた、「自分がどうなりたいか?在りたいか?」自身の価値観を理解して、どんなメンターが自分にとっていいのか?
まずそこがないといけないのかなと思いました。「有名だから」とか「会社をいくつも経営している方だから」みたいな理由だけで決めてしまうと、うまくいかないのかもしれません。

「超一流のメンターにつくこと」に対しての注意点も記載があり、そこもおもしろかったです。
「超一流の人はモラルや常識がなかったり、普通の人が考えるすべてを超越している」それゆえに、超一流のメンターにつこうとして大火傷した人をたくさん見てきたそうです。
また、そもそも自分も超一流になろうとする人は、弟子入りを考える必要がない、超一流は誰にも弟子入りしないことが多いとも書いてありました。

実はたくさんのメンターが周りにいて歩いてきた

読んでいて気づいたのは、自分自身も実はたくさんのメンターと出会って、その中で成長してきたんだなぁということです。
メンターというのは師弟関係を築いて、指導を受ける。みたいなことだけでなかったんですね。

私だったらたとえば「中学校の時の部活の先生」だったり、
「制作会社時代の社長、先輩」だったり、起業する頃でいえば「起業支援のプログラムで担当となり、その後も定期的にアドバイスをくれる中小企業診断士の先生」だったり。

他にも「心のメンター」という点で言いますと、とても影響を受けた「岡本太郎」さんだったり、「松下幸之助」さんだったり。
変わりどころ?でいえば、棋士の「羽生善治」さんだったり。書籍や動画などで、彼らの考え方や言葉は、私の手本であり迷った時の心のよりどころになっています。

人生は早く目標に到達するためのものではない

メンターに出会ったからといっって、頂上まで最短距離でいけるということではない。
また、人生は早く目標に到達すればいいというものでもない。

この言葉で、私は少し気がラクになりました。いつのまにか、「早くあれしないと!」「早く結果を出さないと!」「早くできるようになりたい!」と、
なんでもかんでも急ぎがちだったところを見直さないといけないと思いました。

著者の本田健さんが、他の動画で「もし早く目標に到達するのがいいんだったら、人生は早く死ぬのがゴールにならない?極論だけど」みたいなことを言っていたのを思い出しました。

多くの気づきを得たこの書籍、私はものづくりやデザインが好きで、考えたり作ったりしている時が楽しい。
人生も同じように、そのプロセスは色々大変なことがあるけど、それを楽しまないといけないなと、それを一番感じました。
それをうまく活用する、道から大きくはずれないようにという意味のよりどころとしてのメンターが私には必要かもしれません。

  • コメント: 0

関連記事

  1. スイッチオン・オンの生き方

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP